朝日新聞の記事「鑑定留置倍増 裁判員制度始まり年500件超に」にコメントが掲載されました。
鑑定留置件数が増加している背景には,確実に有罪に持ち込める案件以外は起訴しない検察官の姿勢があること,他方で,起訴されると弁護人は圧倒的に不利な立場に立たされており,私的鑑定などの対応体制は立ち後れていることを指摘しました。
一見するとマイナーな問題に見えますが,その背景には,刑事裁判の主導権争いという裁判所と検察官の対立があることを理解すると,普遍性がある問題であることが理解されると思います。
(田岡)
鑑定留置件数が増加している背景には,確実に有罪に持ち込める案件以外は起訴しない検察官の姿勢があること,他方で,起訴されると弁護人は圧倒的に不利な立場に立たされており,私的鑑定などの対応体制は立ち後れていることを指摘しました。
一見するとマイナーな問題に見えますが,その背景には,刑事裁判の主導権争いという裁判所と検察官の対立があることを理解すると,普遍性がある問題であることが理解されると思います。
(田岡)