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「裁判員裁判における責任能力判断の変化(4・完)」(季刊刑事弁護98号)

 季刊刑事弁護の連載「裁判員裁判における責任能力判断の変化」が,ようやく完結しました。

 この連載は,もともとは季刊刑事弁護93号の特集を組むに当たり,日弁連刑事弁護センターが収集している裁判員裁判の判決を分析し,整理してはどうかと考えたのがきっかけでした。

 93号の特集では時間と紙幅の都合から,統合失調症,妄想性障害,覚せい剤精神病という幻覚妄想を主症状とする疾患を取り上げるにとどまりましたが,その後,これで終わらせるのはもったいないという意見が(ほぼ皆無ではありましたが,1人,2人のマニアックな読者から)熱烈に寄せられた結果,連載を継続できることになりました。

 今回は,発達障害という,マイナーではあるももの,実務的には非常に重要な精神障害を扱っています。発達障害は,精神医学的にも,比較的新しい精神障害の類型であり,その特質とされるものが,多かれ少なかれ正常人にも見られるものであることから,病的体験(異常な精神機能)と元来の人格(正常な精神機能)の2項対立の図式で,分析することが難しいように思われます。判決では,二次障害ないし二次的問題の影響が問題になることが多く,動機が了解可能であるなどと評価されがちですが,一部の判決では,発達障害の特質の影響を重く見て,心神耗弱と認定しているものがあります。

 今後は,『責任能力弁護の手引き』の改訂,『ケース研究(仮題)』の出版に取りかかる予定です。

季刊刑事弁護98号

(田岡)

| 2019.04.10 Wednesday|著作・メディアcomments(0)|-|

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