香川県丸亀市の弁護士・田岡直博と佐藤倫子の法律事務所です。

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香川県丸亀市の弁護士ブログ
お城の見える窓から

法廷技術研修(合宿研修)の講師を務めました

 4月19日,20日の二日間,法廷技術研修(合宿研修)の講師を務めました。

 この研修は,法テラスのスタッフ弁護士,ひまわり基金公設事務所に赴任する1年目の弁護士を対象としたものです。

 教え方は,徹底した個別指導です。受講生に冒頭陳述や尋問を実演してもらい,2人の講師が異なる観点から講評します。更に個室に移動し,実演した場面を撮影した映像を見ながら,話し方や立ち振る舞いについても指導します。

 二日間朝から晩まで缶詰にして行うこの研修は,身も心もへとへとになりますが,なにものにも変えがたい充実感が得られます。私は,この研修の講師を10年以上務めています。今年は法テラスの理事長やマスコミ関係者も傍聴に来ておられました。来年以降も続けてもらいたいと思います。

(田岡)

| 2019.04.23 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

鹿児島県弁護士会の責任能力研修の講師を務めました

 鹿児島県弁護士会の研修「責任能力が問題となる事件の弁護活動」の講師を務めました。

 鹿児島で,責任能力の研修をするのは2回目です。前回は7年くらい前で,私はまだ東京の桜丘法律事務所に所属しており,九州新幹線が開通した直後でした。

 当時は平成19年度司法研究や厚生労働省研究班の「精神鑑定書作成の手引き」を踏まえ,平成20年,平成21年に相次いで最高裁判例が出され,「7つの着眼点」が全盛の時代でした。

 その後,時代は変わり,平成27年度司法研究では,精神障害(精神症状)が犯行に与えた影響の機序(仕方)が重要なのであって,7つの着眼点はその説明に解消されるべきであるということになりました。

 それにしても,この7年の変化はいったい何なのでしょうか。この間に医学的知見の進展や学術的な発見があったわけでもないのに,最高裁が司法研究を発表しただけで,責任能力判断の在り方や評議の進め方が変わったのは,なぜなのでしょうか。裁判官には自主性や知的誠実性はないのでしょうか。

 平成27年度司法研究では,「1回精神鑑定がなされれば,前提条件に問題がない限り再鑑定は採用しない。逆に再鑑定を採用したら起訴前鑑定や私的鑑定は採用しない」などという極端な方向性が示されています。しかし,なぜ1つに絞る必要があるのでしょうか。複数の精神科医の意見が異なるならば,そこには理由があるはずです。なぜ,その意見を聴こうとしないのでしょうか。なぜ,理解しようとしないのでしょうか。徹底的に審理を尽くさないのでしょうか。裁判員には判断が難しいから,話を聴くのはやめましょうというなら,裁判員制度なんかやめてしまえばよいと思います。

 裁判員制度が始まって10年。官僚組織の常として,できる限り楽な方に,結果を予測できる方に,マスコミや国民から批判を受けない方にという圧力が働いています。その流れにあらがい,裁判を生き生きとしたものとし,法廷を真実を発見する場にするためには,異なる意見があることを提示していかなければなりません。検察官側の精神科医がいうことだけが,唯一の真実ではないことを明らかにしなければなりません。それができるのは,弁護人しかいません。責任能力が問題となる事件では,弁護人の役割は大きい。そんな話をさせていただきました。

(田岡)

| 2019.04.21 Sunday|研修・講演comments(0)|-|

函館弁護士会の公判前整理手続研修の講師を務めました

 平成31年3月8日,函館弁護士会の研修「公判前整理手続の弁護活動」の講師を務めました。

 公判前整理手続については,平成28年に刑事訴訟法が改正され,公判前整理手続に付する請求権,証拠一覧表交付請求権,類型証拠開示の拡充などが図られました。特に証拠一覧表については開示済み証拠と未開示証拠が区別できず,証拠の標目しか記載されないなどの問題がありますが,その活用方法について経験が十分に共有されているとは言い難いように思います。

 また,平成30年には司法研究『裁判員裁判において公判準備に困難を来した事件に関する実証的研究』が発刊され,裁判所と当事者の役割分担という観点から,争点及び証拠の整理の在り方について,踏み込んだ提言がなされました。今年は裁判員制度開始10年の年であり,裁判員制度の現状と課題について,運用の実情を踏まえた提言が求められていますが,日弁連・弁護士会の検討は立ち後れているように感じられます。

 今回の研修では,証拠一覧表をエクセルデータに変換し,未開示証拠のリストを作る工夫や,類型証拠開示を迅速かつ網羅的に行うための工夫など,私の経験を踏まえた実践的な工夫を紹介しました。また,公判における冒頭陳述,最終弁論などの弁護活動を想定した,公判前整理手続における争点及び証拠整理の在り方についても,実例をもとにお話ししました。受講生には,具体的なイメージを持ってもらえたのではないかと思います。

函館弁護士会公判前整理手続研修

(田岡)

| 2019.03.14 Thursday|研修・講演comments(0)|-|

刑事弁護セミナー「正当防衛を勝ち取る」の講師を勤めました

 弁護士ドットコムと季刊刑事弁護の刑事弁護セミナー「正当防衛を勝ち取る」の講師を務めました。

 講師は,私と趙誠峰先生。趙先生は,なんと正当防衛で3件も無罪判決をとっておられます。

 これまで,正当防衛をテーマにした研修はなかったと思います(おそらく,今後もないだろうと思います)。今回のセミナーでは具体的な事例を取り上げて,弁護活動の在り方を議論しました。

 4月には,弁護士ドットコムのオンラインセミナーで,公開される予定です(ただし,弁護士限定です)。

弁護士ドットコムセミナー「正当防衛を勝ち取る」1

弁護士ドットコムセミナー「正当防衛を勝ち取る」2

(撮影:弁護士ドットコム)

(田岡)

| 2019.02.23 Saturday|研修・講演comments(0)|-|

東京弁護士会の責任能力研修の講師を務めました

 東京弁護士会主催の研修「責任能力が問題となる事件の弁護活動(基礎編)」の講師を務めました。

 東京弁護士会の研修の講師を務めるのは,2年連続(おそらく3回目)です。東京弁護士会は,全国で最大の弁護士会ですが,刑事事件に取り組む弁護士は減少しているようでした。

 ただ,そうした中でも,刑事事件に熱意をもって取り組んでいる若手弁護士は多数いらっしゃるようです。事例検討や質疑応答では,熱心かつ的確な質問を受け,私自身も勉強になりました。

(田岡)

| 2019.02.20 Wednesday|研修・講演comments(0)|-|

岡山県弁護士会の法廷弁護技術研修の講師を務めました

 2/14,15の二日間,岡山県弁護士会の法廷弁護技術研修の講師を務めました。

 講師を務めるのは,三年連続になります。毎年,法廷弁護技術研修を開催し,若手弁護人のスキルアップを図っている点は,香川県弁弁護士会としても見習うべきでしょう。

 今年は,新しい研修教材を作成し,論告デモの実演にも臨みました。受講生のレベルも高く,私自身にとっても,得るところの多い研修となりました。

岡山法廷弁護技術研修

(田岡)

| 2019.02.18 Monday|研修・講演comments(0)|-|

「教えて、選挙のルール!」の講師を務めました

 1月26日、BPW香川クラブ主催の勉強会「教えて、選挙のルール!」の講師を務めました。

 GGGI(グローバルジェンダーギャップ指数)のお話、香川における女性の政治参画状況、女性を議会にというお話、市民にとっての政治、そしてみんなで学ぶ公職選挙法というような感じでお話ししました。

 公職選挙法は、まずはポイント押さえてそのあとクイズ形式でおさらいという感じでやったところ、盛り上がりました。

 統一地方選の候補予定者も党派を超えて数名参加され、活気のある勉強会になりました。

(佐藤)

| 2019.02.05 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

富士見市立針ヶ谷小学校で職業についての講演をしました

 2月1日、私の母校である埼玉県富士見市立針ケ谷小学校で、6年生の生徒さん約50名に「弁護士」のお仕事についてお話をさせていただきました。先般同じく私の母校である富士見市立西中学校で講演をさせていただいたことがきっかけで、お声がけいただきました。

 小学生にお話しさせていただくのは初めてでしたので、きちんと伝わるかしらととてもドキドキしましたが、いずれの生徒さんたちも、キラキラと目を輝かせながら、メモを取りつつ一生懸命耳を傾けてくれました。

 一人でも多くのお子さんに、弁護士という仕事や司法への興味を持ってもらえたらと願ってやみません。

 また、校長室の本棚に私が「将来の夢」に「弁護士か舞台女優」と書いた卒業アルバムを見つけ、大変懐かしく感じました。

(佐藤)

| 2019.02.05 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

医学部入試における女性差別対策弁護団トークイベントに登壇しました

 1月31日、私がモデレーターを務めさせていただき、エッセイストの小島慶子さん、産婦人科医の宋美玄さん、ジェンダー論をご専門とする東大の瀬地山角さんをスピーカーにお迎えした、

 医学部入試における女性差別対策弁護団トークイベント

「ひとりひとりの『思い』をどう次に繋げるか〜みんなで考える『医学部入試問題』のこれから」

が、無事終わりました。

 悪天候のなかご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。

 2時間以上のイベントでしたから、勿論ひとくちにはお伝えできないのですが、瀬地山さんによる、女子と教育の問題、女子学生が「浪人してまで(あるいは地元を離れてまで)良い大学にいかなくても」というように、限界まで能力を試す、チャレンジするように育てられていない、教育投資されていない現状についての解説、宋さんからの、医療業界側の視点で考えるのでなく、医療は誰のためのものなのか、患者のためのものではないのかという視点が必要、弱者である患者に寄り添うためには「医師の多様性」が最も必要であるとの意見、小島さんから、大きく社会が変わってきており、声をあげる人が叩かれなくなりつつある状況、マスコミの役割の重要性、これからは相手と「対話」していくことが大切であるとの指摘など、沢山の示唆に富む発言をいただきました。また、このまま風化させないため、きちんと毎年各大学の入試をチェックしていく必要があるとの課題も確認できました。

 会場発言でも、女性医師、大学院生、医学部受験指導をしている方、研究者の方などが、それぞれの立場から実状や思いを語ってくださいました。今の状況を何とかしたいという気持ちに溢れた発言に胸が(時折目頭も)熱くなるととともに、弁護団に寄せていただいている期待の大きさに身が引き締まりました。

(佐藤)

| 2019.02.05 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

富士見市立西中学校で職業についての講演をしました

 少し前になりますが、昨年11月、母校の埼玉県富士見市立西中学校で全校生徒400人を前に講演させていただきました。

 代理人、弁護人など弁護士の仕事についてお話しするとともに、中学のとき担任から「女子に生徒会長は無理だ」といわれ悔しかったこと、他方で大学で教授から「君は法律家に向いている」といわれ司法試験の受験勉強を頑張れたこと、性別などの「属性」で評価されるのではなく、ひとりひとりの個性や能力が活かせる社会にしたいと思い、医学部入試における女性差別対策弁護団の活動をしているというようなお話をさせていただきました。

 後日生徒さんの感想文が届きました。

 男子からの「男性も差別を受けている。何でも差別だハラスメントだという世の中には不信感がある」という趣旨の感想もあり、興味深かったです。時間が本当に短く(40分くらい?)また全校生徒に向けてのお話なので双方向のやりとりはできませんでしたので、そういう思いとゆっくり向き合うことができなかったのは残念です。

 また、女子からは「自分も『女子だから』と言われることがあったから共感できた」という感想も多く「ストレートですっと心に入ってきた」と言ってくれる生徒さんもありました。「差別がまだあるのは残念だけど、こうして弁護士さんたちが闘ってくれてること、たくさんの人が募金(クラウドファンディング支援)して動いているんだなと分かってよかった」というような感想もあり、弁護団の活動を紹介できてよかったと思います。

 男子からの「人にはそれぞれ特性や良さがあるのに、性別などの属性で可能性を奪うような差別は絶対にいけない」「人を属性で判断しないようにしたい」という感想があったり、男女ともに「『自分は〇〇だから無理だ』と決めつけて将来を狭めるのではなく、自分らしくいきたい、チャレンジしていきたい」というポジティブな感想があり、とてもうれしく感じました。弁護士という職業に興味を持ったと言ってくれる生徒さんもありました。

 講演していた私が「とてもいきいきしていた」「とても楽しそうだった」という感想もいくつかあり、私どれだけ楽しそうに喋ってたんですか…と恥ずかしくなりましたが、個人的には「テスト終わりで疲れてて機嫌悪かったけど佐藤さんの話を聞いて元気になれた」という感想が、なんだか1番ジワジワとうれしかったです。悪かった機嫌を直せてよかったです。

 中学生の皆さんにお話しさせていただくという素晴らしい機会を与えてくださった西中の先生方、大変ありがとうございました。

(佐藤)

| 2019.02.05 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

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