香川県丸亀市の弁護士・田岡直博と佐藤倫子の法律事務所です。

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香川県丸亀市の弁護士ブログ
お城の見える窓から

『裁判員裁判のいま−−市民参加の裁判員制度7年経過の検証』が届きました

 濱田邦夫先生から,『裁判員裁判のいま』という書籍をいただきました。
 裁判員経験者ネットワークの弁護士と臨床心理士が中心になって,編集されたものだそうです。

 この本の著者である濱田先生,小池先生,牧野先生とは,第二東京弁護士会の裁判員裁判実施推進センターで,懇意にさせていただきました(ちなみに,都民ファーストの会におられる若狭勝先生も,同センターの委員でした。)。

 濱田先生は,当時から,裁判員経験者ネットワークの活動に熱心に取り組んでおられました。また,濱田華子先生にも,私が担当する被告人の接見に行っていただき,カウンセリングをしていただきました。

 裁判員制度が始まって7年が経ちますが,裁判員・裁判員経験者の立場から,制度の見直しの提言を行うなど,地道な活動を続けておられることに敬服します。

裁判員裁判のいま

(田岡)

| 2017.07.12 Wednesday|日々の出来事comments(0)|-|

『憲法的刑事弁護−−弁護士高野隆の実践』が届きました!

 高野隆先生の還暦記念論文集『憲法的刑事弁護−−弁護士高野隆の実践』が届きました。

 はしがきに,木谷明先生が,「還暦記念論集」がほとんど姿を消し,「古希祝賀」などが幅をきかせている中で,あえて「還暦記念」にこだわった「高野教信者」の執念に感動した,と書いておられます。まったく,高野先生には「信者」が多いのです。私もその一人です。

 この論文集には,実際の「弁論」の原稿が収められています。私は,高野先生の弁論を生で聞いたことがあります。自分の事件でもないのに,わざわざスケジュールを調べて,仕事を休んで,高野先生の弁論を聞きに行くのです。まるで,ライブのチケットを買うみたいに。「信者」というのは,そういう人たちです。

 法廷に高野先生が登場すると,ざわついていた法廷が静まりかえります。法廷の中央に立ち,ぼそぼそと語り始める言葉を聞き漏らすまいと,耳を傾け,目をこらします。しだいに,法廷全体が高野先生の世界に引き込まれていくのが分かります。弁論は1時間を過ぎても,終わりません。ときには,2時間近く続きます。そして,弁論が終わる頃には,法廷全体が静かな興奮に包まれるのです(ときどき,傍聴席からスタンディング・オベーションが起こります)。

 弁論が終わると,法廷の外では,傍聴人が口々に「あれは,すごい。でも,絶対にまねできないな」などと感想を言い合っていました。私はそれを聞いて,心の中で「高野信者」であることを自慢に思ったものです。

 ただ,残念なことに,文字にして読むと,生で聞いたときほどの感動がありません。坂根真也先生も,文字としての弁論を読むのは,映画を見ずにシナリオを読んでいるようなものだと書いておられます。私も同感です。やはり,法廷はライブです。生で見るに限ります。ぜひ,この本を手にとって,一人でも多くの弁護士・裁判官・検察官に「高野教」に入信してもらいたいと思います。

 

憲法的刑事弁護弁護士高野隆の実践

 

(田岡)

| 2017.07.12 Wednesday|日々の出来事comments(0)|-|

丸亀市の無料法律相談の担当日でした

 先週土曜日は,丸亀市の無料法律相談の担当日でした。

 丸亀市は,毎月2回,金曜日又は土曜日に無料法律相談を実施しています。
 相談時間が20分と短いのが難点ですが,毎回10人の相談枠がいっぱいになります。
 相談の内容は,離婚,相続,債務整理などさまざまです。

 既に弁護士に依頼することを決めている場合には,直接法律事務所にコンタクトをとる方がよいと思いますが,弁護士に相談するかどうか迷っているという人には,よい制度だと思います。
 とりあえず無料でアドバイスが受けられますし,相性が合わなければ,他の弁護士に依頼することもできます。
 このような機会が増えれば,もっと弁護士を身近に感じてもらえるのではないかと思います。

 ぜひ,お気軽にご利用ください。

金刀比羅宮

丸亀市無料法律相談 
http://www.city.marugame.lg.jp/itwinfo/i136/

(田岡)

| 2017.07.04 Tuesday|日々の出来事comments(0)|-|

雨の日が続きますね

 田植えが終わり,梅雨の季節になりました。
 雨の日が続きます。
 毎年,渇水が心配される香川には,恵みの雨です。

 紫陽花が見頃です。
 よく見ると,花弁のかたちがどれも違います。

紫陽花1

紫陽花2

紫陽花3

(田岡)

| 2017.06.29 Thursday|日々の出来事comments(0)|-|

日弁連公設事務所・法律相談センターの副委員長になりました

 日弁連公設事務所・法律相談センターの第1回会議が開かれ,引き続き,副委員長になりました。
 日弁連の委員会にはほとんど参加できていませんが,夜間・休日相談,専門相談,利用者アンケートの実施など,他県の取り組みは参考になります。
 香川県弁護士会の一員として,小豆島法律相談センターの設置,法律相談サービスの充実などに取り組む所存です。
 引き続き,よろしくお願い致します。

 (写真は,下蒜山です。)

下蒜山1

下蒜山2

(田岡)

| 2017.06.29 Thursday|日々の出来事comments(0)|-|

日弁連災害復興支援委員会の委員になりました

 この6月から,日弁連災害復興支援委員会の委員になりました。

 既に刑事弁護センター,公設事務所・法律相談センター,日本司法支援センター推進本部の委員を勉めており,余裕はありませんが,東日本大震災の復興支援に関わった者として,責任を感じ,お引き受けすることにしました。

 なかなか,香川では,防災や復興支援の意識が高まりませんが,日弁連や被災地とのパイプ役として,責任を果たして参りたいと思います。

あじさい

(田岡)

| 2017.06.20 Tuesday|日々の出来事comments(0)|-|

可視化経験交流集会に出席しました

 第2回可視化経験交流集会@高知に出席し,報告者及びパネリストを務めました。
 改正刑訴法により,取調べの可視化の対象範囲が拡大しましたが,他方で,録音録画記録媒体の実質証拠利用など,さまざまな問題が生じています。

 パネルディスカッションでは,笹倉香奈教授(甲南大学)に参加していただき,活発な議論が交わされました。

 写真は,高知出張のついでに立ち寄った久石山です。
 登山道が整備されており,歩きやすく,眺めがよい,本当にいい山です。

久石山1

久石山3

(田岡)

| 2017.06.20 Tuesday|研修・講演comments(0)|-|

いわゆる「テロ等準備罪」はテロ対策の法案ではありません

 新聞を読んでいたら,いわゆる「テロ等準備罪」は,テロ対策のための法案だから,東京オリンピックの開催のために必要だと思っていた,という有識者?のインタビューが載っていました。

 本当にそんな説明を信じている有識者?がいたんだなと思って,ちょっと驚きました。 

 たぶん,条文を読んだことがなかったのでしょう。

 

 気になって調べてみると,「共謀罪」と「テロ等準備罪」のどちらの用語を使うかで,世論調査の結果にかなり差があるようです(「共謀罪」だと反対が増えるが,「テロ等準備罪」だと賛成が増えるそうです)。

 みなさん,テロ対策だと賛成なんですね(私も,テロ対策は重要だと思います)。

 

 しかし,この法案に対する賛否は別にして,法律家の目から見て,これはテロ対策のための法案ではありません。組織犯罪対策(暴力団対策)のための法案です。

 そもそも,この法案は「組織犯罪処罰法」の一部改正案です。もともとは「共謀罪」と呼ばれていました。

 過去3回提出されて,3回廃案になっています。政府は,TOC条約の批准のために必要だと説明してきました。TOC条約は,テロ対策ではなく,マフィア対策,すなわち組織犯罪対策のための条約です。

 今回も閣議決定されるまでは「テロ」の用語はありませんでした。ところが,今回,政府が,閣議決定で「組織的犯罪集団」の前に「テロリズム集団その他の」を付け加えて,「テロ等準備罪」と呼ぶことにしたわけです。

 しかし,「Aその他のB」という場合,AはBの例示に過ぎませんから,Aに特段の意味はありません。実際に,国会答弁でも,質問主意書に対する答弁でも,「テロリズム集団」には特段の意味はないと明言されています。

 したがって,これはテロ対策のための法案ではありません。

 「組織的犯罪集団」の活動として行われる「対象犯罪」の「計画」を罰するための法案です。

 組織的犯罪集団の中に「テロリズム集団」が入るかもしれませんが,少なくとも,それを主たる目的にした法案ではないのです。

 おそらく,閣議決定までは,立案担当者もそんなことは考えていなかったのではないでしょうか。だからこそ,277あるとされる「対象犯罪」に森林法違反が入っているわけです。暴力団は,松茸泥棒をしますからね。

 

 もちろん,暴力団対策のために必要だという意見もあるかもしれません。実際に,公聴会において賛成意見を述べた学者や弁護士は,そのような意見でした(賛成意見を述べた弁護士は,民事介入暴力対策に取り組む弁護士でした。)。

 しかし,それなら,素直に「組織犯罪計画罪」と言えば,よいのではないでしょうか。これを「テロ等準備罪」と呼ぶのは,「テロ」の「準備行為」を罪する法案なのだという誤解を招くおそれがあります。

 

 極端な例ですが,仮に「チワワその他の小型犬」の飼育を禁止する法律ができたと仮定します。この場合,チワワは小型犬の例示ですから,特段の意味はありません。禁止の対象は「小型犬」の飼育です。

 しかし,これを「チワワ等飼育禁止罪」と呼んだら,チワワの飼育だけが禁止されているのかな,と誤解しますよね。

 また,「小型犬」という要件は曖昧です。トイプードルは入るでしょうけど,豆柴はどうでしょうか。人によって,判断が分かれるかもしれません。

 そうすると,もう犬を飼うのはやめて,猫にしよう,と考える人が増えるかもしれません。猫なら,「小型犬」に入りませんからね。これが,萎縮効果です。
 

 政府は,テロ対策という説明で押し通すつもりのようですが,さすがにはそれは無理があるんじゃないでしょうか。

 せめて,これが組織犯罪対策(暴力団対策)の法案であることを前提とした上で,この法案が必要か,濫用のおそれがないかを議論してもらいたいと思います。

(田岡)

| 2017.06.09 Friday|コラムcomments(0)|-|

日弁連刑事弁護センターの合宿に参加しました

 毎年恒例の日弁連刑事弁護センターの合宿に参加しました。

 刑事司法は,性犯罪の厳罰化(刑法の改正),いわゆる共謀罪(組織犯罪処罰法の改正)など,さまざまな課題に直面しています。
 弁護人は,刑事司法の一翼を担う責務を負っています。
 裁判官・検察官と対等に渡り合えるようにするためには,いっそう研鑽を積まなければならないと感じました。

(田岡)

| 2017.06.07 Wednesday|日々の出来事comments(0)|-|

「勾留・保釈の運用−−弁護の立場から」刑事法ジャーナル52号

 刑事法ジャーナル52号に「勾留・保釈の運用−−弁護の立場から」という論文を書きました。

 刑事法ジャーナルは,裁判官,検察官,弁護人がそれぞれの立場から一つのテーマを論じるという企画が多いのですが,今回のテーマは「勾留・保釈の運用」でした。

 私は,とくに勾留・保釈の専門家ではありませんが,近年,東京地裁を中心に勾留請求の却下率が上昇しているのに対し,地方の裁判所では必ずしも上昇傾向が見られないことから,地方弁護士会所属の私が指名されたようです。

 裁判官,検察官の論文とあわせて読んでいただけると,面白いのではないかと思います。

刑事法ジャーナル

(田岡)

| 2017.05.30 Tuesday|著作・メディアcomments(0)|-|

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